猫の額

猫が好きな大学生のブログです。

読書

才能と理想

二十億光年の孤独を読んだら、詩そのものに対する感想よりも18歳の時に才能の片鱗すら見つけられなかったことへの悲しみの方が先に浮かんできて、それがまた悲しかった。 才能を羨むでもなく、どうやったらこんな文章を書けるんだろうと想像するでもなく、な…

思考力を鍛えるビジネス書を読んで考えたこと

ここ数日、考える力を向上させることが目的のビジネス書を数冊読んでいて気づいたことがある。具体的なスキルを直接向上させないタイプのビジネス書というのは、疲労していても手軽に読めるし読んでいて楽しいのだが、こればかり読んでいてはいけないと強く…

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

デイヴ・アスプリー, 栗原百代訳, 「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」, ダイヤモンド社 体重140キロだった筆者が様々なダイエットを試し、最終的に体重を50キロ落としてハイパフォーマンスと痩身の維持を実現した食事法について述べられている。 …

今日読んだ本

吉野源三郎, 「君たちはどう生きるか」, 岩波書店 こういうことを気にして生きなければいけなかったな…と思わされた。第4章「貧しき友」の叔父さんのノートの内容が一番印象的だった。 一見自分よりも下等と思えるような人々こそが世の中を支えており、立派…

自律神経はどこまでコントロールできるか?

菅原洋平, 「自律神経はどこまでコントロールできるか?」, KKベストセラーズ 睡眠の仕方まとめ ・起きてから1時間以内に日の光を浴びること ・目覚めたら温かい飲み物を飲む ⚪︎起きてから8, 22時間後に脳を眠らせる ・起きてから6時間後に10〜20分、眠くな…

最近読んだ本

ヘルマン ヘッセ, 松永美穂訳, 「車輪の下で」, 光文社 小学生の時に一度読んでいたが、内容をほとんど覚えていなかったため再読。真面目で頭の良い男の子が、神学校の抑圧された環境下でちょっとずつおかしくなってしまう話。「車輪の下」に轢かれるような…

須賀敦子の著作を読んで考えたこと

須賀敦子全集 第1巻を読んでいる。 きっかけは「独立した女性になりたいのならば須賀敦子の作品を読め」というような旨のツイートだっだと思う。それはフォロイーのものだったか、それともリツイートされたものだったかあまり覚えていない。とにかく、一刻も…